『ラグトニア』の感想

ラグトニア

ラグトニア
posted with 簡単リンクくん at 2007. 5.17
潮見 知佳
祥伝社 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。

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潮見知佳/祥伝社FEELコミックス/2007.4.30/?600


「そんなふうに私を信じると 死ぬぞ」
「俺は別にかまわねぇぞ 逃げたくなったらいうんだな」


<ご紹介>
『夢幻アンソロジー』の掲載作品。 この巻には第5話までが収録済み。 第6話が今月雑誌に掲載されている(らしい)ので、巻数表示はないものの続刊されそうな感じ(不確定です)。

可憐な外見と裏腹に剛毅な性格の少女ファルナは、浄魔霊剣(イグリース)を求めて訪れた村でカルダスという大男と出会う。 ファルナは両足と左目を、カルダスは右目を魔術師に奪われた「敗魔者=ラグトニア」。とある事情でイグリースを求めるが、剣はファルナにしか反応しない様子。 しかし、歩けないファルナは魔物に襲われても逃げることさえできないため、カルダスは彼女を抱きかかえて剣を共有することに…。

<感想>
ファンタジーでした。 魔術・妖精・剣が登場するなど、わりと王道な異世界ファンタジー。 ただ、そういう舞台設定を用いているけれども、描いているのはいつもの潮見ワールドだった気がします。

『ゆららの月』『らせつの花』で展開しているのは、霊を見ることの出来る女の子の悲しさ、寂しさ、そして強さ。 ヒロインが、「人ではなくなってしまった」存在側にもそういう感情があると感じていることが、事件や人間関係を発展させる要因となっている。

今回もその関係は同じ。 ファルナは霊術師と呼ばれる存在に「なった」ことで魔物と話すことが出来てしまう。 だけど普通の人はそんなことは出来ないわけで、疎通が出来ない存在同士の悲しさを見てしまうファルナには、他の作品のヒロイン同様、その悲しみに引きずられないよう留まる強さがある。 なかなか魅力的。 魂の浄化は潮見漫画でちょくちょく見られるシーンなので、根本的に描きたいのはこういうことなのでしょう。人間は時として、魔より愚か。 魂の重さに違いはないと訴えてくる感じです。

屈強過ぎるカルダスが何故右目を奪われてしまったのかはこの巻で語られるのでちょっとスッキリ。 そして、目を奪った?メリルちゃんに私の心が奪われている辺りはもうお約束!!(笑) あの可愛いらしさは確かに犯罪級…そしてそんなメリルちゃんに必死で抗うランディのヘタレ振りが最高です。

何故魔術師が国を次々に混乱させているのか、守人と呼ばれるカルダスの正体は何なのか、ファルナの足と国は戻るのか、という謎は残るものの、特にこれといった独自性に欠けてしまうのが難点。 絵も話もしっかりしているので、作者さん贔屓の人なら読んでも楽しめるとは思いますが。 個人的には、★★☆。

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