『ヴィンランド・サガ・4』の感想

ヴィンランド・サガ 4
幸村 誠
講談社 (2007.2)
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→amazonで見る 『ヴィンランド・サガ・4』
幸村誠/講談社月刊アフタヌーンKC/2007.2.23/?562


<感想>
続刊なので略式で。 ヴァイキング時代を主人公・トルフィンの成長とともに描く力作。
    →過去記事『ヴィンランド・サガ・3』
    →過去記事『ヴィンランド・サガ・2』

デンマーク王の第二王子・クヌートを保護したアシェラッド。 クヌートの覇気の無さにトルフィン共々失望しつつも、陸路でデンマークを目指すことに。 だが行路となるウェールズ諸侯はクヌートに様々な要求を突きつけてる。 対応できない彼に代わり策を明かすアシェラッドは、「自分は古ブリタニアの軍神の子孫だ」と名乗り挙げる。 だがそれは、デーン人として地位を築いてきた彼とはあまりに違いすぎる姿で…。

何であらすじ書こうとするといつもアシェラッドが主軸になっちゃうんだろう…頑張れ、トルフィン(笑)。 えーと、帯に「アタシいまドキドキしてるの…」なんて台詞が抜粋されてたので、てっきり表紙は女の子だと思って読み始めたら…違いました…。 え、これ何かのトリック? でも寒々しい灰色に彼の赤いマントが映えてキレイですね。 この色のような熱い意思を秘めている象徴だと、なお良いのですが。

相変わらず、キャラクタの絵も背景もストーリーも重厚で素晴らしい出来。 完成度高くて、安心して読めます。 今までは話を大筋で語りすぎている感が否めなかったけれど、アシェラッドの出自に纏わる「計画」が明らかになったことで、そのもたつきも一段落。 こういう展開になるのならば、安心して読めるし人にオススメも出来ます。 そんな4巻。

さて、内容。 トルフィンがますます良いですね。 オジサマ方に案外モテてます(笑)。 「良い顔だ」「…それは私の部下です」のくだりが好き。トルフィンの初期値が高いことが客観的に分かるシーンだけど、それだけじゃなく、彼にしては珍しく「部下じゃねぇ!!」と(ここでは)キレなかった辺りにも成長度が見えて良いのではないかと。 同年代の少年が登場して反発しながら仲良くなる…なんていうのは少年漫画の基本だけど、トルフィンとクヌート王子もそうなるのかなぁ?

それから、「愛」を求める修道士が今後どう関わってくるのか(あるいは関わらないのか)にとても興味があります。 殺伐とヴァイキングの物語が進行する傍らで「愛とは何か」を追及するやり方は、基本的には『プラネテス』と同じですね。 ただ『プラネテス』が「愛」というキーワードをタナベとハチの関係から発展させてのと違い、今回はトールズ父ちゃんの戦士としての在り方、ひいては人間としての在り方から描きたいような感じなのがみどころなのでしょうか? トールズが今も人の心を魅了するのは、強さだけではないという表現だと思うのですが。 楽しみです。


<まとめ>
乙女ちっくな作品しか受け付けません、っていう方以外にはオススメできる内容。 個人的には、星五つ!!

<関連サイト様>
・TB送信先サイト・・・『コミックレビュー トラックバックセンター』 


  



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