『恋のドレスは明日への切符』の感想

恋のドレスは明日への切符
青木 祐子著
集英社 (2007.1)
通常24時間以内に発送します。

『恋のドレスは明日への切符~ヴィクトリアン・ロース・テーラー』
  青木祐子/集英社コバルト文庫/2007.1.10/\476

    
<ご紹介>
というわけで先日に引き続き『ヴィクトリアン・ロース・テーラー』シリーズ5作目を紹介。
つまり間に、『恋のドレスは開幕のベルを鳴らして』 『恋のドレスと薔薇のデビュタント』
『カントリーハウスは恋のドレスで』があるんだけど…纏めてしまいました。
(一番下の追記『続きを読む』に短い感想を書きました)

仕立て屋『薔薇色(ローズ・カラーズ)』のクリスが作るドレスは「恋のドレス」だと大評判。
だが、負の感情を増幅させる「闇のドレス」を使い復讐を企てるアイリスを恐れて貴族の依頼
を断る事に。 鉄道王の娘パトリシアの恋愛騒動に巻き込まれたクリスは、そこでもアイリス
の存在を感じてしまう。 怯えるクリスを守るため、シャーロックはアイリスと対峙するが…。

●クリス・・・人の心をドレスに仕立てる『薔薇色』の店主。 控えめな性格だが芯は強い。
●シャーロック・・・人を惹きつける青年貴族。 クリスへの想いを認められずにいる。
●パメラ・・・口の悪さも華になる『薔薇色』の看板娘。 店とクリスを支える。
●アイリス・・・妹の死から貴族への復讐を始める。「闇のドレス」の秘密を知っている…?

    →関連記事 『ヴィクトリアン ローズ テーラー』シリーズの感想一覧はこちら
    →過去記事『恋のドレスとつぼみの淑女』(1作目)
    →関連記事『恋のドレスと硝子のドールハウス』(6作目)

<感想>
1.5日で5冊を読破しました!! 大人なのに一日全く働かずにいたことがバレバレです(笑)。
久しぶりのじれじれな恋愛モノ、描写が丁寧なんですっかりハマっちゃいました。
いやぁ、ホント可愛いです。 こんなの読んじゃうと、日常生活が物足りなくなりそう(ぇ?)。
ゲスト側の恋愛事情は大人っぽい泥沼状態なことが多いので、
余計に主役二人の純粋なじれったさが際立ってどきどきします。
何ていうか、作者の術中にはまりまくりの私…(笑)。

いつも思うんだけど、イラストレータのあきさん、カラーよりモノクロ絵の方が素敵。
表紙のカラーになると、何となく硬さが目立って勿体無い!! 
特に『恋のドレスと薔薇のデビュタント』の人物紹介欄は、キャラの性格を雰囲気が
見事に表現されていて、思わず魅入ってしまいました。
クリスの優しい儚さが◎。
手にとって観てみるだけでもして欲しいイラストに仕上がってます。是非!!
この手の小説はイラストとの相性がとても大切なんだけど、このシリーズはバッチリ。
相乗効果ってあるんだなぁ。

さてさて。 今回はシリーズで一番のシリアス展開でちょっと疲れました。
ゲスト側の三角関係はいつものことなんだけど、そしてそこに付け込むアイリスが
珍しく露骨だったからかもしれないけど、それにしてもシリアスでした。
何でかなぁと考えてみたんだけど、案外シャーロックがまともに頑張ってたせいかも(笑)。
まぁそれはアイリスへの怒りが大きかったんだろうけど、普段以上に紳士然としてた気が。
でもその積み重ねが、ラストでクリスの立場と命を救うに至る話運びが上手でした。

シャーロックはやっと自分の気持ちを認めたっぽいけど、
あの様子だと「貴族として」ならクリスを守る力があることにも気付いたようなので、
一直線に彼女へ向うことは無さそう。 父公爵にもまた借りを作ってしまうし、
親の要求を跳ね除けられない立場にも陥りそう。
う~ん、一つ解決するとまた問題が発生しそうですねぇ。
そーいえばシャーロックは車の購入の際も父に借りがあるみたいだけど、父公爵さま、
未だ登場なさってないのでどんな人なんだかさっぱりです。 フランクな方だと良いなぁ。

一方のクリス。 「闇のドレス」の話題になるといつも逃げ腰だったけど、どうやらそれが
シャーロックに知られたくない自分の闇に関わる問題らしいので、また気になるところ。
う~ん、過去に闇のドレスを作ったことがある、とかそーゆーのかなぁ??(予想)
でも、こんな事態になっちゃうと、そろそろ秘密を打明けないと立ち行かなくなりそう。
ここは一つ、勇気を出して是非次回に教えてね!!

あとはですね、ラストでクリスがアイリスに銃口を向けた時、アイリスが妙に
「撃って欲し」そうだったのが気になる。
クリスが撃てば彼女が罪の意識に苛まれるから、それが見たかったの?
それとも、実は自分の死をどこかで望んでるの…?と、ちょっと深読みしちゃった。
いつも怪盗キッド張りの華麗な逃げ足を披露する彼女だけど、さすがに今回は無理かな?
そーなると、アイリスの口からも真相が語られたり…しなさそうだけど、期待します。

<まとめ>
いつの間にかパメラに告ってた?イアン先生を、シャーロックに見習って欲しいです(笑)。
この二人も気になるな…。 いろいろ気になるお話です。

<関連サイト様>
・感想拝読しました・・・『booklines.net』 『若草モノ騙り』 『Optimist's Room』
・出版社系・・・『webコバルト』

    →関連記事 『ヴィクトリアン ローズ テーラー』シリーズの感想一覧はこちら

↓↓ 追記に2~4作目のご紹介有り







恋のドレスは開幕のベルを鳴らして
青木 祐子著
集英社 (2006.4)
通常2-3日以内に発送します。

『恋のドレスは開幕のベルを鳴らして』
パメラが女優に誘われた事から始まるので、女優・俳優・脚本家がゲストの華やか設定。
関わりたくない筈の闇のドレスの存在に慄きつつも、マーガレットのためにドレス製作を
決意するクリスのアンバランスな前向きさが、とても素敵です。
シャーロックも、この辺り
からいろいろ大胆です(笑)。 一体誰が闇のドレスを着てるのかがなかなか読めなくて、
展開面でも面白かったです。



恋のドレスと薔薇のデビュタント
青木 祐子著
集英社 (2006.7)
通常2-3日以内に発送します。

『恋のドレスと薔薇のデビュタント』
親に決められた結婚前に初恋の人を探したい!!という令嬢がドレスの注文に訪れ、しかも
初恋の人はシャーロックらしい…という、またややこしくなる要素たっぷりの展開(笑)。
でもその令嬢に横恋慕してしまうケネス君の性格か、結構明るく楽しめました。
それより、初めてクリスに頼りにされて張り切り、終いには拗ねるシャーロックの方が
大人気なくて可愛いです!! 彼に平手を見舞うパメラも素晴らしいです!!(笑)
クリスが自分の恋心を認めるラストシーンは、涙が出るほど綺麗で純粋で切な過ぎ。
私もシャーロック同様、この不安定な娘さんにはまってしまったようです…。
ところで、「デビュタント」って何だろ??と調べてみたらこういうことでした。 なるほど!!
登場人物紹介のイラストは、私が今まで見た口絵の中で最高の物だと断言します!!
素晴らしい!!



カントリー・ハウスは恋のドレスで
青木 祐子著
集英社 (2006.10)
通常2-3日以内に発送します。

『カントリーハウスは恋のドレスで』
とある公爵が正妻の子ではない愛娘のためにドレスを依頼することから始まるお話。
つまり、もしシャーロックがクリスを好きだと気付いても身分の差は変わらないので、
この公爵と令嬢の悲しい立場を、読者は他人事とは思えないという巧い作り方。
あー、何てじれったいんだ!!(笑) クリスがいると聞いていそいそと公爵家へ赴いたり、
クリスのドレス姿を見たがるシャーロックが、相変わらず不憫なほど可愛らしいです(笑)。
アップル嬢の聡明さと寂しさは、今までのゲストの中で一番胸に迫りました。


    →関連記事 『ヴィクトリアン ローズ テーラー』シリーズの感想一覧はこちら




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