『ファウスト vol.6 sideA』の感想

『ファウスト vol.6 sideA』img20051201.jpg 講談社MOOK :2005.11


<ご紹介>
ノベルスサイズの文芸誌。 風変わりな編集長さんが頑張ってます(笑)。
文芸誌、だけどいろいろ変わっていて、コンセプトは「闘うイラストーリー」。

まずは「ストーリー」。
登場する作家は西尾維新を初めとした若手や、今まで文芸誌で執筆する機会のなかった作家ばかり。
さらには1980年代以降生まれの人しか投稿できないファウスト賞を設置したりと、
とにかく若い力を徹底的に邁進させる。

それから「イラスト」。
元々は「挿絵」でしかなかったイラストも、この雑誌ではメイン。
こちらも実力ある若手を発掘してきたり、普通なら叶わなさそうな大御所を起用したりして、
ストーリーとの融和ではなく核融合を狙っている。 だから「闘う」イラストーリー。

あと珍しいのは「フォント」。
一般的な小説では出版社が一定のフォントを使って終わりだけど、ココでは作家や作品ごとにイメージに沿ったフォントを起用して、小説の表現の幅を広げようとしている。
そんなことを紙面でやってるのは、本当に『ファウスト』くらい。

今回、日本の文芸誌としては初めて台湾での翻訳出版が確定したようで、いろんな面で先駆的な存在となってきている気がします。
常に挑戦し続けるもんだからどんどん分厚くなっちゃって、ついにvol.6ではsideA・Bの2分冊になっちゃいましたが。

ちなみに、この雑誌の兄弟誌が、森博嗣などを輩出したミステリ文芸誌『メフィスト』。



<感想>
どーでもいいけど、やっぱりマニアックですよねぇ(笑)。

まだ全然読めてないので大して書けませんが。
この雑誌は紹介することに意味がある、と思うので載せました。
さすがに若手作家さんの作品なので正直「ついていけない…」と思うものもあります。
私の感性が鈍いんでしょうけど。相性もあるだろうし。
でも、そういうのははっきり言って、二の次。
古臭く言うと、「その心意気、買ったぜ!!」みたいな。雑誌のコンセプトに惚れたと言うか。
応援の気持ちも込めて、ずっと初版で買ってます。

とりあえず常にイチバン好きなのは、佐藤友哉『人生・相談』。
雑誌にはよく、読者が悩みを打ち明ける人生相談コーナーがありますが、これは逆。真逆。
これは、 「作家・佐藤友哉が読者の皆さんに相談を持ちかける」企画であります(笑)。
どこまで本気なのか、そもそも本気じゃないのかもよく分からないような佐藤友哉ののらりくらりとした文章が、またとても良いのです。
しかも今回はsideBへ続く!!とかになっちゃってて、相談先延ばしにしてどーすんのよ、と思わず本にツっこんでしまいました。笑えます。
店頭で雑誌を見かけたら、ここだけでも見てもらいたいです!! 短いのでさらっと。
…。店頭に、雑誌、ありますよね? あまり見かけませんが(爆)。

イラスト面では、やはり小畑健が圧倒的にスゴイ!!
小説のシーンをフィルムを送る形式でイラストにしてるのですが、これって表情を上手く描けない人には無理、っていうか無意味なんだけど、そこはさすが小畑健。微妙な心理描写まで再現してます。
絵の綺麗さ・潔癖さが、乙一の小説とマッチしていてよい空間を創ってます。
巧みだな。

 主な執筆陣。
  西尾維新・上遠野浩平・奈須きのこ・佐藤友哉
 主なイラストレータ。
  小畑健・西村キヌ・竹・ウエダハジメ



<こんな方にオススメ>
とりあえず、
・この雑誌のクリエイティブな面をかってくれる方。
あとは
・佐藤友哉のファンの方(笑)。彼の新たな面が見れます。


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