『エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-・3』の感想

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『エンバーミング
-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-・3』

和月伸宏
集英社ジャンプコミックス
2009年7月8日第1刷発行/¥438+税






『私はエーデルじゃない 私は…泥ひばりのヴァイオレット…』


<感想>
3巻・・・2巻のラブコメ展開はどこへ(笑)、というくらい少年マンガっぽくなってきました。 19世紀末の倫敦という時代設定や、切り裂きジャック・イーストエンドといったダークな雰囲気はもともと結構好きなので、読んでて楽しいですw ロンドンでヒューリーとエルムが集結してしまったので、もしや一触即発の展開に…!? と思ったら、お話は意外にも、「死に別れた」娘を求めて彷徨う新たな「人造人間」探しへ向かっていきました。  そっちにいったか、とちょっとホッとしたのは事実。 だってひとまずは、ヒューリーとエルムのバトルは避けられたんだもんね。
 

ただ、今後絶対に敵対するんだろうなって考えると、今からちょっと胸が痛い…。 だって、エルム自身にはまったく罪がないんだもん。 アシュヒトの狂気を止められるのはエルムしかいないし、ヒューリーには復讐の根底にある「愛」を思い出して欲しいので、今後の戦いの中で、何か違う糸口を見つけて欲しいんだけどな…。 だって、『ロンドンロンドン楽しいロンドン♪』って無邪気なエルムがいなくなったら寂しいじゃんっ!(笑)。 何ていうか、人を必要とする気持ちって、そんなんで充分なんだよ。 可愛いから生きてて欲しい、大事にしたい。 ヒューリーにもそういう感情があったはずなんだ。


そこを思い出すためにも、真エーデル=ヴァイオレットには頑張って欲しいところです。 ヒューリーには今、エーデルを復讐の理由にしてしまっているけど、『この復讐はオレのモノ』だと言い切るなら、そんなのズルイ。 でももしそうじゃないのなら…誰かの存在を理由にしたいのなら…違う強さが必要だと思うんだ。 何となく、ヴァイオレットはそこを見せてくれるんじゃないかと期待してるんだけど、いずれにしろ、エーデルとしてではなく、ヴァイオレットとして生き抜いて欲しいです。 だって、可愛いし(笑)。 


それにしても、この巻のコメディーパートをほぼ一手に引き受けてくれたといっても過言ではない(笑)アバーライン警部に大感謝っ!! 善良であるがゆえに、ダークで背徳感溢れるこの戦いから吐き出される彼の存在は、「人間」と「人造人間に関わった人間」との違いを明確にしてくれます。 周囲が漂わせる暗さに染まらない明るさと、惨殺シーンからエルムの目を覆ってあげる優しさに癒されました。 ホー●ズさんのシルエットといい、要所要所で挿入されるコミカルな演出で全体のバランスを整えたことが、読量の多いこの作品をエンタテインメントに仕立てているんだと思います。 


真エーデルやタイガー・リリー(軍服ミニスカブーツの合わせ技は最高ですw)の登場で事態は一気に混迷を深めてきたけど、さて、物語はどこへ転がるのかな。 とりあえず、一番気になるのは、第6の人造人間のことです。 なんか、シルエットがカッコイイ(笑)。  彼が物語の「核」になってることは間違いなさそうなので、登場を楽しみに待ちたいと思います。

・前巻 ⇒『エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-・2』の感想



<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『ほんよみの森』様  『漫画読みの憂鬱』
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-・3』をbk1でチェック!!




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