『LaLaDX3月号(2010年)』の感想・後編

LaLaDX03.2010

『LaLaDX3月号(2010年)』

白泉社
2010年2月10日/¥657+税




<感想>
こちらは、 『LaLaDX3月号』 感想の後編記事です。 4コマ・ショート以外は全部感想を書いてるので、ここにないものは前編記事をご覧下さいw  後編記載分でのお気に入りは、『ねこナデ』『帝の至宝』『桃山キョーダイ』でした(でもどれも僅差!!)。


●草川為 『八潮と三雲』
9つの命をもつ猫社会を描く不思議ファンタジー、早くも3話目です。 DXでは初ですねw  正直、1話目を読んだ時は面白いけど普通かなーと思ってたんですけど、どんどん良くなってます。 さすがの草川ブランド、良質だわ。 「デート」 「分別」 「キャンペーン」 など会話中で何気なく使われる言葉が、2度目に使われた時にその意味を増しているところとか、草川さんらしい台詞回しも読み応えがあって面白い。 オチの緩さもいいなー(笑)。 「コンビ」 として認められて嬉しい三雲ちゃんが、恋愛的な意味でも…と八潮に確かめたくなる気持ち、すごくよく分かったのにそのオチかよ!と盛大に笑わせてもらいました。  彼女は自分の可愛さを自覚してる (自信を取り戻すってどんだけ…笑) わりには純情で、すっごく可愛いw  二人の距離、確実に近づいてると思うんだけどなー。 三雲ちゃんが呼ぼうと呼ぶまいとピンチには駆けつけるんだもの、今までとは違う…ような気がする。  『手ェ出すな』 って凄みも、今までとはちょっと違う……ような気がするっ!! (←願望かよ・笑)  取立て屋であることに飽きないように、八潮への愛情が薄らぐこともないんだろうから、三雲ちゃんにはガッツで頑張ってほしいですw


●斎藤けん 『プレゼントは真珠』
ヘタレ坊ちゃんとSっ気満点な伯爵令嬢とのラブコメディ第3話。 でも最近は、これってラブコメじゃなくってパニックもの何じゃないかと思ってます。 そのくらい、坊ちゃんの感じる恐怖が計り知れないという(笑)。  だって、以前登場した悪役さんがきっちり更正させられるて、どれだけ鍛えられるのよ!? あな恐ろしや。 けれど、そうやって自分が受ける怖さがあっても、真珠さんの身の上に涙を流して協力したいと思える坊ちゃんは、本当に綺麗です。 頑張ってくださいw  ただ、オモシロさは正直、2話目の方が圧倒的でした。 


●ふじつか雪 『桃山キョーダイ』
DX11月号に続く2話目です。 第1話のラストがここ最近では稀に見る強烈な 「オチ」 だったので、最高の出オチ状態から始まった2話目です(笑)。 でも、微妙な距離感が可愛いしツッコミどころも満載で、すっごく面白かったw 一人明確に千尋ちゃんへの想いを自覚している有馬だけど、学校ではモテ木さん (意外と憎めないキャラ・笑) と、家ではハル兄と繰り広げる必死の攻防戦が微笑ましい。 いろんな圧力に耐えつつも千尋ちゃんを想い、かつ二人の関係を発展させるために風呂場で迫る(笑)あたりが、ホント好きだっ!!  奈々ちゃんに告白はしないって告げたときの思いやりには泣きそうになりました。 げろにも負けない愛の深さといい、ホントいい奴だよ… (ホロリ) 。  そんな有馬のことを、千尋ちゃんがちょっとずつ意識していくのも可愛かったです。 彼女が今でも双子だと思いたいのは、6年前に有馬がくれた言葉を拠り所にしてきたっていう部分が大きいんだよね。 あの言葉に支えられてきたんだもん、すぐには変われないよね。 そういう前提があるから牛歩なラブも楽しめるという設定の強さがグッドです。 せめて有馬が報われるまで続くと良いなw  あ、あと、奈々ちゃんとお友達になって濃厚な萌トークを炸裂させたいと思うほど、趣味が近い気がしてます(笑)。


●一ノ瀬かおる 『未少年プロデュース 特別編』
ヘビは嫌いだーーーーーー!! (本気・笑) 皆さんは本物のヘビを見たことがありますか? 私はあるんだけど、小さい頃に田んぼの畦道でヘビと対峙した時の恐怖は別格です…っ!! なので、今回のカーコちゃんの勇気に乾杯です。 でも、噛まれるような無謀はぜひ避けましょう…毒があったら大変です。 以上 (感想は…)。


●仲野えみこ 『帝の至宝』
志季と香蘭、初めてのケンカ――? ということで、 「けんか」 という二人の状態にうっかりときめく志季がひじょうに可愛かったです。 ズレてる…(笑)。 それにしても、毎回安定して面白いですw 今回も、けんかと学試を舞台に、女子力抜きで頑張ろうとする香蘭が可愛くて仕方ない。 急流にまったく怯まず、潔く服を脱ぎ捨てる姿に脱帽です!! そして、体のラインの美しさに惚れ惚れしました!! (←どこを見ている…っ・笑)  でもって、服の下ってあぁなってるんだ…と思いました。 脱がしやすそうですね (コラ) 。 
女子力抜きで、と思ってた香蘭だけど、志季の友情に助けられて自分一人ではないということを自覚することで、もうちょっと女の子っぽくしたい、と思う流れが自然でよかったです。 どんなに頑張ったって、香蘭にとって志季は大好きな 「男性」 なんだもん、可愛くありたいと思うのは当然だもの。 うん、頑張って志季を慌てさせればイイと思うよ。  『心配する権利』 という志季の台詞をみて、 「志季が欲しいのは友人じゃなくて、対等な存在なんだろな 」って改めて思いました。 心配する権利は友達じゃなくてもいいはずだけど、彼の立場的に、そうできるのは友人だけだって思いがある。 けれど彼は、例えば淑豹とかにそのポジションを求めてはいないんだから、対等な存在=香蘭が欲しい、ってことで、つまり、早くラブにならないかなーという結論でした(笑)。    


●響ワタル 『少年ドールズ』
設定を忘れている私の素朴な疑問。 雪は瓦礫を粉々に出来るけどレオは力技しか出来ない? いや、でもあの場面がカッコ良かったですねw  『惚れ直すの間違い』 で真っ赤になるレオのモヤモヤはどーやらアレだろ、と思うんだけど、その想いに未来はあるのかな…何か切ないんですけど。 蝶七郎さんの残したものとレオ+あげはちゃんが関係するってことかなぁ。 


●森生まさみ 『もちもちの神様』
森生さんらしさ爆発の 『もちもちの神様』 、第2話でした。 このシリーズはお得意のラブコメよりも、もう一つの得意分野である友情をテーマにしてるみたいなので楽しみw  森生さんが女の子の友情を描く時にいつもあるのは、友だちっていう免罪符に甘えない潔癖さだと思ってます。 お互いに相手を尊重して仲も良いけれども、悪いことは悪いってはっきり言う。 依存し合わないけど助け合う。 そういう絶妙な距離感が大好きなのだw  今回もるかちゃんは、かなたん (←もちこ名言!・笑) が自発的に動くまで手を出さなかったんだよね。 『友達って対等』 っていうのは、すごく素敵な考え方だと思う。 一度話したら友達、みたいに思ってる人もいると思うけど、私はそうは考えない。 るかちゃんとかなたんは、潔癖さの分、濃い縁が結ばれるんじゃないかなw
それにしても、第1話のラストで三日月くんが頬染めたのは、るかちゃんの笑顔にではなくもちこにときめいたからだってことが判明。 これは予想通りだったけど、もちこがワイルド系が好みだったのは予想外です(笑)。 さっそく失恋モードの三日月くんだけど、彼の名言も恰好良かったw 友情話にはもちろん期待してるけど、ラブコメにも期待してるっ (やっぱり…)。


●田中慧 『純愛ステーション』
そろそろ読むのが恥ずかしくなってきました (笑。誉めてます!)。 君たちは何でいつまでもそう初々しいんだ!! その初々しさが私のラブコメ脳の腐り具合を引き立てるようで(え?)、見てるこっちが恥ずかしくなるほど眩しいですw  姫野さんのために進んで白い制服を着る國見さんとか、奈々さんと戦いに行く姫野さんとか、ちょっとピントがズレてるくせにお互いへの気持ちだけは間違わない二人にドキドキしました。 中でも、 『星空の下で~』 の台詞には瞬殺ですよ!!(笑) あーもぅ、照れくさい(笑)。 そして、その恥ずかしさを堪能するのがこの作品なのだと思います。 私は、恋って、女の子が男の人を 「かわいい」 と思えたとき (もしくは、男性が女性に油断した自分を見せられたとき) に、憧れからより現実的な想いに変化すると思っているので、ラストの姫野さんたちの様子には嬉しくなりました。 君たちはそのままでいてくださいw


●豊田悠 『野ばらの花嫁』
千鶴ちゃんなら白無垢もウェディングドレスも似合うと思うっ!! (いきなり何だ!・笑)  いつも思うけど、千鶴ちゃんが着ているドレスが可愛くて羨ましい。 豊田さんはヒラヒラしたワンピを描くのがすごくお上手ですw お話的には動きがないのでそろそろ何か欲しいけれど、そうか、最終的には久世父が選ぶという花嫁に千鶴ちゃんを選んで貰えるように頑張ればいいのか、と今回始めて思い至りました。 久世ー、前向きになれー、逃げてても仕方ないぞー(笑)。 あと、 「週末あけとけ」 の伝達方法の分かりにくさが久世らしくて面白かったですw


●なみの 『ねこナデ』
氷のような美少年の意外な一面を知ってしまったヒロインが恋と猫に翻弄されるお話。 すっごく私好みのラブコメ具合(笑)で、めちゃくちゃ面白かったですw 恋のライバルが猫ってだけでも可愛いのに、この猫がまた愛嬌あるうえに、音々ちゃんとにーや君の性格もかなり猫っぽいから、お互いが何となく気になってしまう設定に説得力もある。 3階の窓の外を軽々と逃げる音々ちゃんは、そーとー猫だし(笑)、 「懐くから好き」 っていう台詞が大一番で決まるところもドキドキしました。 最後の追いつ追われつのラブ攻防戦にはときめきっぱなしでしたよw そして何より二人が猫を見るときの 「目」 がすごく好き!! 愛情が溢れてるんだもの。 動物に愛を注げる人は大好きです。 何だかんだで相性良さそうだから、これからも仲良くねw
 

●野崎アユ 『まおうさ』
勇者との戦いで人間界に転送された魔王・ロウのお話。 これも文句なく面白い!! 男性はカッコ良く女の子はカワイイ絵柄も好みだけど、ロウとひとせのテンポのいい会話の下に隠された人間の弱さや強さが、後から一気に押し寄せるところがすごく良かった。 ひとせが与えてくれる穏やかさに慣れていくロウ。 微かに見え隠れするロウの優しさに惹かれるひとせ。 離れたくない、けど、離れなきゃいけないのは分かってる…そんな状態を、敢えて 「想い合う」 気持ちだけを拠り所にして離別を選らんだ二人に、気持ちが温かくなりました。 勇者の行動はちょっとご都合主義だったけど、穏やかな世界を作りたいという共通目的に繋がることでクリアしてるし、ロウとひとせもまた出会えるんじゃないか…と希望のもてるラストも好き。 楽しかったです。


●夢木みつる 『キャンバスは言ノ葉』
杏里が絵のモデルを頼まれた理由は、彼が杏里の姉を好きだからで…。 ベストルーキー賞とのことですが、とにかく絵柄が綺麗でびっくりです。 先生を切なく見つめる優くんの視線、そんな彼に泣き出す杏里…と、その表情一つから感情が鮮やかに伝わってきて惹きこまれました。 「好き」 に至るまでのドキドキをもっと味わえたら最高だったかな。

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