可歌まと 『狼陛下の花嫁・2』の感想

可歌まと『狼陛下の花嫁1』可歌まと『狼陛下の花嫁2』

『狼陛下の花嫁・1』
『狼陛下の花嫁・2』

可歌まと

白泉社花とゆめコミックス




『あなたに助けて欲しいんじゃなくて  私があなたの 力になりたいんです』


<ご紹介>
別に1・2巻同時発売ではなく単に感想書き漏れてたんですが (ショック…!!)、 大好きなのでまとめましたw  『LaLa』 に掲載された1~8話を収録 + 巻末描き下ろしも有り、2巻には読みきり 『星の夜にはあふれる嘘を』 も併録された、チャイニーズ風の王宮ラブコメです。
一般庶民だった夕鈴は 「短期の仕事」 として王宮に雇われたただの臨時バイト ―― のハズが、その仕事の内容が 「王の花嫁役」 だと知り大慌て。 縁談を断る目的らしいけど、内乱を平定した王はその厳しさから 「狼陛下」 と呼ばれるほどの切れ者。 恐ろしくてバイトなんか無理!と断りを入れに訪れた王宮で夕鈴が見たのは、 「狼」 とは程遠い、 「仔犬」 のように優しい陛下のお姿。  そう、 「狼陛下」 はハッタリだったのです ――!!  秘密を知ってしまったことから、夕鈴のバイトは強制続行。 唯一の妃の座を狙って陰謀渦巻く王宮、気を抜けず演技を続ける陛下。 そんな光景を知るうちに、陛下をお支えしたいと思うようになるのだけど、夕鈴まで命を狙われてしまい・・・!?


<感想>
2010年5月の新刊として2巻が発売された、大好きな可歌さんの、大好きなシリーズです。 毎号 『LaLa』 で楽しんでいるはずなのに、この感想を書くに当たって1巻から読み返したら、またしてもニヤニヤが止まらず!! いやもうホント、大好きですw


お話としては、騙されるように王の臨時花嫁を務めることになった夕鈴と、 「狼」 「仔犬」 の二面性をもつ陛下との、王宮ラブコメです。  節約を愛する単純な夕鈴は、陛下の 「狼」 な部分を演技だと信じている。 狼陛下は怖いけれど、ときめいてしまうほど優しくて、でも自分はただの臨時バイトだから…とうっかり恋をしそうになる自分を止めるんですね。 陛下は陛下で、陰謀ばかりの王宮で裏表のない夕鈴に救われるんだけど、だからこそ嫌われたくなくて、恐ろしい 「狼」 な部分も自分だと言い出せない。 そんな二人のジレンマを知りつつも、お金第一・お仕事第一と割り切って放置プレイ(笑)な補佐官・李順がいて、夕鈴と陛下の命を狙う連中がやってきて… と、基本的にこのパターンでドタバタする物語です。 


白泉社は、まず1話読みきりを掲載して人気があれば連載、という流れが多く、この作品もそうでした。 連載になった時はすっっっっごく嬉しかったけど、正直それほど引き出しの多い設定ではないのでどう続くんだろう?と思ったものですが、命を狙う暗殺者や狼陛下に心酔するライバルに真っ向から勝負する夕鈴の姿は、時に滑稽で、時に勇まし、何よりも可愛らしい真直ぐさがあって、とにかく魅せられてしまう。 この仕事変なんじゃ?向いてないんじゃ?と誰よりも訝しんでるくせに、陛下に仇なす暴言一つ放っておけない夕鈴からは、もう 「仕事」 だから彼に協力している訳じゃないって伝わってくるんだよね。


彼女みたいな味方がいたら心強いだろうな。 自分も全力でこの人に報いたくなるだろうな。  … そんな風に思ってたら案の定、1話進むごとに陛下が夕鈴を手放せなくなっていって、その様子にはニヤニヤしてしまいます。 だって、陛下の 「仔犬」 な部分は本来弱点でしかないのに。 その弱さを夕鈴にさらすことで、彼は別の強さを得ているんだよね。 妃らしくない妃と、秘密を抱えた王様。 陰謀ばかりの王宮で、嘘がないのは二人の関係だけなんて素敵すぎるじゃないですかw  私には、そんなところがすごく可愛い作品なのでした。
以下、各話(?)語り。




●1巻
どの話も好きだけど、2話と4話がお気に入り。 2話はやっぱり、 『私はあなたを勝手に心配します!』 っていう無自覚の殺し文句が素晴らしいっ(笑)。 こんなに温かい反抗、なかなかないですよ。 女中さんの手際のよさというかあっけらかんとした潔さも魅力的。 でも、夕鈴はそんな風にならなくて良いと私も思いますw 4話はやっぱり、バイト終了勧告に揺れる夕鈴と陛下の気持ちに、ニヤニヤが止まらずw  『逃がしたくないな』 って本気モードの陛下に対し、どこまでもコメディな夕鈴の反応も楽しくて、 『お、面白すぎるよ夕鈴…』 で大爆笑でした。 李順さんグッジョブ。 陛下は、夕鈴に側にいてもらうためには借金を作らせればいいと学んだわけですが(笑)、出来ればその強攻策じゃなく、自分の口からちゃんと 「いて欲しい理由」 を伝えられる日が来ると良いなw  ちなみに、描き下ろしマンガも微笑ましくて笑えます。 可愛い!!
 ・雑誌掲載時の感想 ⇒1話 ⇒2話 ⇒3話 ⇒4話


●2巻
8話が特にお気に入りw 方淵との 「サシで勝負」 が楽しすぎるんだもの! 方淵からのイヤミの切り替えしに 『生産性がないって好きじゃない』 と答えるのも夕鈴らしい。 ケンカにも生産性を求めるのか(笑)。 そしてちゃんと生産性を得る=理解を得る展開もイイ。 嘘がないという点でこの二人はよく似ていて、結局陛下はそういう人が好きなんだろうなぁw 夕鈴を甘やかしたくて堪らない陛下も可愛いし、そうじゃなくて支えたいんだと願う夕鈴も可愛い。 もーこの人たちってば!!とギューってしたくなったお話です。
 ・雑誌掲載時の感想 ⇒5話 ⇒6話 ⇒7話 ⇒8話


●星の夜にはあふれる嘘を
私の中で 「可歌さん大好きだ!」 が決定したお話です。 ずっと読んできたDXの全作品の中でも特に気に入ってるほどで、雑誌掲載時にすっごく興奮して読んだのを覚えてます。 私、にっこり笑ってキザな台詞を言える人が大好きなんですもの!!(爆笑) だって、台詞一つでこんなに相手の心を動かせるなんて素敵じゃないですか。 ルグオーツからあふれる嘘がティルナに余計なことを考えさせず、楽しい気持ちが傷を癒していく。 よく、上手に嘘をつくコツは真実を織り交ぜてはなすことだって言うけど、ルグオーツの場合は最後の 「本当のこと」 を隠すために、自分の気持ちを嘘に仕立て上げてたんだよね。 そんな遠まわしな優しさにドキドキしたんです。  「ドレス代」 の伏線の張り方も上手だし、何だか全てがロマンチックで、私もこんな魔法をかけて欲しいってすごく思ったものです。 ホント大好きなので収録嬉しかったなw
 ・雑誌掲載時の感想 ⇒『LaLaDX9月号(2007年)』



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神田みぃ さんへ

>神田みぃさん

初めまして! 
ここに来てくれて、コメントまで残してくださって、
本当にありがとうございますw
『狼陛下の花嫁』を好きでよかった!(笑)

>すんごく面白いですよねっ(*^^*)☆

面白いですよねー、そして可愛らしいですよねっ!!

>これからも頑張って下さい!

ありがとうございますw
また来ていただけるように、がんばります!

はじめまして!!!

狼陛下の花嫁大好きです!!!
4巻まで読みました!!!
すんごく面白いですよねっ(*^^*)☆

感想読めていいですっ!
これからも頑張って下さい!

また来させてもらいます(><)

No title

>SENさん

こちらではお久しぶりですw  コメント嬉しいですー!! 

>かなりカユイ話だけど、読んでいくとキャラが可愛く思えてきます

なるほどー、ある意味的確なのかな? 個人的には、カユさで床を転がるくらいが素晴らしいと思ってるので(笑)、むしろもっとやれーって思ってます。 でも、キャラが愛しく思える、というご意見には大賛成!

>買う前からの不安要素がこれでした

そうなんです、そこをどうクリアするんだろう?と思ってたんですけど、相変わらず毎回楽しく展開しております。 上手い、んだと思います。 
2巻に収録された『星の夜にはあふれる嘘を』という短編で、作者さんのけれんみのある展開に惚れこんだのですが、長編にしても上手に転がすなぁとちょっと感心w

>脇の李順さんの活躍が素晴らしい!

李順さんがいるから物語が締まるんですよね~。 今後もいろいろと活躍してくれます。 陛下が夕鈴を可愛いと思うポイントは、李順さん的に「小娘」と映るポイントらしいので(笑)、その噛み合わなさとかが楽しいですよ。

>ちなみに、お気に入りは――ラストのおまけ漫画。(笑)

分かる! あれはツボりますw
それにしても、SENさんとこの作品のお話が出来る日が来るとはー☆ 嬉しいものですねw またお話できるといいなぁと期待しております。 では!

こちらではお久しぶりでございます!

しばらく固定作家買いが続いていたのですが、久々にジャケ買いしてきました。とりあえず一巻だけ。
顔見知りの店員さんに――

「かなりカユイ話だけど、読んでいくとキャラが可愛く思えてきます」

と、凄まじく気になるお言葉を頂いたので期待と不安が半々だったのですが……あ、この方結構御上手。(失礼!)

>正直それほど引き出しの多い設定ではないのでどう続くんだろう?

買う前からの不安要素がこれでした。男女どちらを主従にしても、いわゆる『相手の表裏を理解する過程で好きになる』という展開がやりやすい反面、どうしても型にはまってしまう設定なんですよね……。

が、いざフタを空けてみると――脇の李順さんの活躍が素晴らしい! この人の存在だけで、一話目からかなりの好印象でした。
「――あの方の実績に偽りはないんだぞ? そんな男が人畜無害なわけあるか(以下略)」
だよね、頑張れ苦労人。
下手をすると陛下は、嘘臭いキャラになってしまう可能性が高いのですが、李順のおかげで素直に受け入れることができました。こういうポイントをちゃんと押さえてくれる作家さんは非常に好きです。

ちなみに、お気に入りは――ラストのおまけ漫画。(笑)
なまじ頭のいい夕鈴に子犬モードは反則だぜ、陛下。
今度続き買ってきます♪

No title

>ミクさん

初めまして、ミクさん。 コメントありがとうございました!

>試し読みで読んでかなりハマってしまい速効で3巻全部衝動買いしてしまいました(笑)

私は作者さんでも出版社でもないのに、「ハマりました」と言われると自分のことのように嬉しいです(笑)。
いいですよね、楽しいですよねこのお話w 私も大好きなんです。

>陛下は確実に夕鈴を恋愛方面として好きですよね?

これねー、陛下は名言してないんですよねw ポロポロと「逃がしたくない」とか感情をこぼすけど、「気に入ってるだけだよ」みたいに繕ってみたり。 要はここがこの作品の醍醐味なんですよね。

でも個人的に言わせていただくと、 「もちろん絶対恋愛方面として大好きに決まってる!」 に一票です(笑)。 ミクさんも、そう思いますでしょ?

応援ありがとうございました。 また来てくださいね☆

No title

はじめましてミクです(*^_^*)

私は、試し読みで読んでかなりハマってしまい速効で3巻全部衝動買いしてしまいました(笑)

りるさんが好いと言っていたところすごくわかります!!それで思うんですが、陛下は確実に夕鈴を恋愛方面として好きですよね?

これからも、頑張ってください!!!

>すみれさん

コメントありがとうございますw 嬉しいですー!!

>DXの切り抜き持ってました

奇遇ですね、私も持ってましたとも!!(笑)
大好きだったんですよw
今でも相当な量の切抜きがありますけど、こうやってコミックスに収録されるのはやっぱり少なくて、だからこそ嬉しいですよねー。

>本編のほうは読み切りで読んで以来大好きですー!!

うわーい、楽しくて可愛くて私も大好きですw おそろいだ。
LaLa本誌ではちょっとした変化が生まれてますので、3巻もお楽しみになさってくださいねw

今回の読み切り収録の『星の夜にはあふれる嘘を』はDXで読んだ当時感想は書きませんでしたが、好きなお話でした。
DXの切り抜き持ってました。
これでコミックス買いましたし、処分できます(笑)
本編のほうは読み切りで読んで以来大好きですー!!
今はLaLa本誌買っていないので、コミックス出るのが楽しみでしょうがないです。
夕鈴が陛下への気持ちに気づくのはいつになるんでしょうね。楽しみだなー。
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