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清家未森 『身代わり伯爵の花嫁修業 Ⅰ 消えた結婚誓約書』の感想

清家未森『身代わり伯爵の花嫁修業1』
『身代わり伯爵の花嫁修業 Ⅰ 消えた結婚誓約書』

清家未森
(イラスト:ねぎしきょうこ)

角川ビーンズ文庫
平成22年6月1日 初版発行/¥514+税




「リヒャルト、子作りのことで相談なんだけど!」
ブフーッ!! と向かいから茶を噴き出す音が聞こえた。
「こ……、子作り?」
リヒャルトは間の抜けた声で繰り返した。 聞き違いだろうか ―― それとも別の意味のそんな単語があっただろうか?
目を丸くして絶句するリヒャルトを、隣に座ったミレーユは真剣な顔で見上げてくる。
「あたし、死ぬ気で子作りの勉強をするから! やる気はあるの、だからそれまで待ってて!」



<ご紹介>
双子の兄の 「身代わり」 から始まったミレーユの恋騒動、タイトル仕様も新たに新章スタートですw
晴れて婚約したミレーユとリヒャルト。 甘い愛を囁くリヒャルトの攻勢に、恋愛初心者のミレーユはたじたじになりつつも幸せを噛み締めていた。 けれど、ミレーユがシアラン大公の花嫁となるには問題も山積み。 皆無に等しい大公妃としての教養を詰め込むだけでも大変なのに、ミレーユが偽王ギルフォードと交わした結婚誓約書が盗まれてしまったのだ!! 自分の迂闊さに責任を感じたミレーユは、太后殿下の命もあってまたもや男装姿で結婚誓約書を探すことに…。 一方リヒャルトは、結婚の許しを得るためにエドゥアルドを訪ねるが、ミレーユを諦める約束を反故にされ怒り心頭の彼から、結婚の承諾にある条件を課されてしまい…!?


<感想>
やばい、やっぱり面白いっ。 っていうか、リヒャルトの甘さとそこはかとないエロさが冒頭からエンジン全開で、ニヤニヤが止まらなかったです!!  一日三回好きって言うとか、冷え性を言い訳にキスを迫るとかも充分破壊力あったけど、挙句の果てに頬をつねる振りして口づけといて 『口がすべりました』 ってそれ用法間違ってますからーーっ!!(笑)  息をするように容易く手際よくミレーユを口説くリヒャルトが、今までにないくらい生き生きとしてたので、私もすっかりアンジェリカの心境で観察日記をつけたくなりましたよw  と言いつつ、彼の幸せはそう長く続かないんだろうなーとヒドイ予想を立ててたのですが、予想以上に儚くて驚きました。 電光石火の煌きを残して封印されたいちゃいちゃを、盛大に惜しんだものです。 でも、お預け状態も楽しいですねっ!! (←他人事!?・笑)


ミレーユはミレーユで、また絶妙な斜め上加減が最高でした。 娘の婚約に焦るエドゥアルドに対して、フレッドが話を巧妙にミスリードしていき (何気に前巻ラストからずっと仕込んでる・笑)、 ミレーユが絶妙な天然トークを炸裂させて混迷を深めていく人間関係が、もの凄く楽しかったw  あれではどう聞いても一線越えちゃってるよね、と面白がってたところにダメ押しの子作り宣言で、もうホント爆笑。 いやー、確かに 「それ」 もお妃の大事な仕事だけど、頑張る方向が間違い過ぎですミレーユさんっ!!(笑)  この辺りのテンションを象徴したかのような44ページのイラストが秀逸すぎて、これだけで5回は笑えるほどでしたw  はー、腹筋痛い。 それ以外でも相変わらずのミレーユらしい頑張りが見えて、やっぱり私彼女が好きだなぁと改めて思いましたよ。 罪作りだと思いますけど(笑)。


フレッドも相変わらずで、あくまでも 「ミレーユらしさ」 を守る為に画策する愛情がイイですよねー。 男装しつつも頑張ってミレーユはいつの間にか学ぶべきことを学んでたけど、きっとそんなとこまでフレッドの思い通りなんだろうなぁと思って。 彼は自分大好きなくせに他の人のこともちゃんと考えてるから、ズルイというか偉いというか情が深いというか。 
エルアミーナに 『知っていてほしいから』 と 「許嫁」 のことを語るシーンでは、不覚にもうるっとしてしまいました。 こんな遠回りなやり方をしないと伝えられないくらい境遇の違う姉妹のことを、彼はそれでも話したかったんだろうな…。 それってかなり大事にしてる証拠だよね!?とドキドキです!!  以前セシリアに言った 『20歳になっても相手がいなかったら…』 って言葉にも、想像以上の思いやりが込められてたことが分かったし、主人公二人の関係が落ち着いた (?) 今、私の最大の関心はこの二人です!! あぁもう、もっと幸せに、そしてもっとじれったくなって欲しいです!! (えー・笑)


お話的には、前巻 (⇒感想) であれほど盛り上がったので展開大変そうだな、とちょっと危惧してたけど、結婚誓約書話を中心にうまく回っていた印象です。 まぁオチは読めたけど。 ラブの充実度では今後も前巻を抜くのは難しいだろうけど、ドタバタあり・謎あり・寸止めのいちゃいちゃあり (笑) の軽い展開は魅力で、充分面白かったです。 個人的にはリヒャルトの天然な愛の台詞をもっと聞きたかったので、いちゃいちゃを 「お預け」 しなくても良かったのに!という願望はあるけど、彼の我慢がいつ決壊するかという楽しみもあるのでこれはこれでOKかと思い直しました (鬼か!・笑)。  今後はキーパーソンとなりそうなキリルとシーカ嬢 (と侍従長ルドヴィック)、 そこにアルテマリスの脱獄犯も絡んでくるのかな? 何気にウォルター伯爵はまだラスボスとして健在なのかも、っていう描写もあったし、気は抜けません。 キリルは方向性が読めるけど、そもそも親さえ恐れるシーカ嬢の異変って何だろ?
  

あ、そうだ。 今作で一気に私の心を射止めたのは、何とヴィルフリート殿下でした。 何ていうか、弱いんです、好きな相手の背中を押しちゃうような男性に(笑)。 ラストで語られた遊学話も素敵です。 元々好奇心が強くて珍しいものを愛せる殿下は、博物学者的素養もあると思うんですよね。 国レベルの付き合いには文化交流も大切なわけで、今までお馬鹿描写だった彼の珍品愛好者っぷりがこんなところで生かされるとは!と、意外な熱さに嬉しくなってしまったw しかもこれ、195頁でフレッドに言われた 「経験値」 を彼なりに咀嚼して出した決意だと思うのです。 ミレーユへの 「好き」 を自分なりに変換して導き出した答えが経験値アップだなんて、殿下カッコ良すぎでしょ!!  『わくわくしてきたな!』 と楽しそうな二人を見て、こちらまで幸せになりました。 くぅ、殿下の報われない恋に乾杯っ!! (←だから鬼か!・笑)

●感想拝読しました 『雲職人の休息』様 『- `)。oO(少女小説読みの日記)』様 『booklines.net』


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>にくさん

コメントありがとうございますw

>文庫本の発売日って本当はいつなんですかね?

本の発売日って地域や書店で結構違いますよね。
私の住んでるあたりの書店はどこも正式な発売日以外では売ってないので、早売りはビーケーワン頼みです(笑)。 Amazonはあまり早売りしないので、発売日って謎だなぁと私も思っちゃいます。 謎!

>以前言っていた「4番目」発言はどうなったんですかね?

そういえば言ってましたね、4番目!! 1番になる日は・・・来て欲しいような、来て欲しくないような、いやでもやっぱり1番になって!! とか、いろんな想いがひしめき合う。 うー、この二人、本当にややこしいですねぇw

>塩を舐めるばかりでちっともいいとこなしの団長が今回は弱い!

そうですね、むしろ塩を持ち歩いてる副団長が強いです(笑)。

>今回はたった一場面のヴィレンス将軍にこそ俺のハートが震えましたぜ。

熱かったですよね!! ねぎしさんのイラストも気合入ってましたしw 「少年」扱いは確かに外して欲しくないポイントなので、いつかミレーユと熱い男のロマンを語り合って欲しいものです。

結局、5/29に購入、そのまま読みきりました。文庫本の発売日って本当はいつなんですかね?

> 「許嫁」 のことを語るシーン
もんのすごいノロケですが、以前言っていた「4番目」発言はどうなったんですかね?セシリアの順位は上がったのか?果たして1番になる日は来るのか?
この小説を読んでいると、どうにも2番までが限界のような気がして、不憫。

しかし、塩を舐めるばかりでちっともいいとこなしの団長が今回は弱い!一番いいところで見せ場を親父殿に持ってかれてしまうし。
今回はたった一場面のヴィレンス将軍にこそ俺のハートが震えましたぜ。これからも活躍して欲しいもんです。あくまで、ミレーユのことは「少年」扱いのままで。

>もとさん

コメント+TBのお返事をありがとうございましたw
13日までお忙しいと言うことをコメント書いてから読みまして、大変恐縮してしまいました。 タイミング悪くてすみませんでした・・・っ!! なのにお返事頂けて嬉しいですw

>表紙のキリルのビジュアルが好み過ぎてどうしようかと(笑)。

イイですよね! 私も、黒髪キタ!と思ってました(そこ?・笑)。 個人的に副団長のビジュアルがツボだったりしますw 仰るとおり、ねぎしさんのイラストは情景が浮かぶ物ばかりで大好きです。

>二人の甘さに充てられる団長が面白かったです

すっかりコメディ要員みたいになってるけど、彼が読者の気持ちの代弁者でもあるんですよね。 塩なめたい気持ち、分かるもの(笑)。

こんばんは!

表紙のキリルのビジュアルが好み過ぎてどうしようかと(笑)。ねぎしさんのイラストはいいですね~膝枕の所とかも素敵でしたw

>彼の我慢がいつ決壊するかという楽しみもあるのでこれはこれでOKかと思い直しました (鬼か!・笑)。  
ミレーユの無自覚な誘惑にどこまで耐えられるか楽しみですねw抑え気味とはいえ二人の甘さに充てられる団長が面白かったです。

コメントとTBありがとうございました!
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清家未森『身代わり伯爵の花嫁修業?消えた結婚契約書』

  新章。そして今作からナンバリングです。表紙はシアラン兄弟第二弾。簡単に。

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