『Piece(ピース)・2』の感想

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『Piece(ピース)・2』

芦原妃名子
小学館 ベツコミフラワーコミックス
2009年7月1日初版第1刷発行/¥400+税






『きっと 私は傷ついてみたくなったんだ
自分の中にくすぶる感情をえぐり出して 共有してみたくなったんだ  誰かと』


<ご紹介>
『ベツコミ』に掲載されたStory4とStory5を収録した第2巻。 急死した同級生の過去を辿ることで「自分」を再認識していくラブサスペンス?です。
急死した同級生・はるかのお葬式で、彼女の母から「はるかの彼氏探し」を依頼された水帆。 特に親しくもなく、地味だったはるかの彼氏にまったく見当のつかない水帆だけど、彼女の意外な過去を辿るうちに、かすかな共感を抱くようになる。 「彼氏」への恋心に喜びを感じていたはるかの想いに触れた水帆は、何故か脳裏から離れない成海の存在が、どんどん膨らんでいくのを止められなくて…。


<感想>
2巻の表紙は成海くんでした。 相変わらず目を惹く表紙絵ですね。 人を遠ざけたいような、でも気にして欲しいような目線の先には、何があるのかな。 掌から零れ落ちるパズルのピースには、何が描かれているのかな…。 そんな風に、何故だかとても気になる存在なんだよね。 とことん感情を見せず謎めいている彼ですが、とりあえず一つだけ断言できることがあります。 私、きっと彼のことは好きにはならないな(笑)。 当然、逆も然り、だけどね。
 

Story4で、円ちゃんが 『自分のそういう"感覚"は 絶対的に信用してるんだ』 と言ってるけど、私はこの意味がすごくよく分かる。 私も基本的に、良い方にも悪い方にも、その"感覚"は外したことないです。 だから成海のことも男性として好きになることは絶対にない。 傷つくこともない。 …でも、この"感覚"が他人との 「壁」 になるんじゃないかって怖くもあったのです。 

だから、絶対的に信用できるものを持っていながらも 『できるだけ人と関わって優しくしたい』 と考えられる円ちゃんがスゴイなって思う。 どこまで関わればいいのかをずっと迷いながら、ストーカーに傷つきながら、それでも人と交わろうとする勇気に触れて、水帆ちゃんが彼女に 『好きだよ』 って、菅原に 『一緒に引き返そう』 って伝えたくなった気持ちに、妙に共感してしまいました。 ちょっとずつでも良いから、強くなりたいよね。 何度行き先を間違えようと、それでもちゃんと、バスは 「進んでいる」 んだから。 


4話でそんな流れが出来ていたので、5話ラストで水帆ちゃんが成海家に上がってしまう心理がとても自然でしたねー。 どんなに目をそらしても手が触れ合ってしまうような、そんな抗えない恋の引力を認めるの、怖かったろうな。 踏み出した気持ちはどこへ向かうのかな。 多分この二人はよく似た存在で、近づきすぎて焦点のぼやけたレンズを通してずっとお互いを見てるんじゃないかと思う。 「ここ」 っていう二人だけの位置を見つけたときに、初めてくっきり見えるものがあるはず。 作者さん自身も超ド恋愛モノだって仰ってるし、その景色を私も見てみたいです。


・前巻 ⇒『Piece(ピース)・1』の感想



<関連サイト様>
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