2010.10.19
アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』の感想/第3話『おとな銀行』
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 1
【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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アニプレックス (2011-01-26)
五十嵐卓哉/榎戸洋司/伊藤嘉之/神前暁
宮野真守/福山潤/早見沙織/石田彰/戸松遥/坂本真綾
五十嵐卓哉/榎戸洋司/伊藤嘉之/神前暁
宮野真守/福山潤/早見沙織/石田彰/戸松遥/坂本真綾
●第3話『おとな銀行』
個人的に二刀流が熱いので、今回めっちゃ燃えた回でした! だって最後の方なんか、泣きながら見てたもん(←泣く要素あったか!?・笑) 別作品で申し訳ないけど、KHをずっとプレイしてた身としては思うところがあるんです、二刀流。 誰かの想いをもう一振りの剣にのせる…そんなイメージがあって、実際それはタクトにも当てはまるんじゃないだろうか?と考えたら泣けたんです。 全然そんな確証もないくせに!(後述するけど、ただの妄想です・笑)
それにしても、サブタイトル通り「おとな銀行」の面々がメインなお話でした。 おかげで出番の割りを食らった人がちらほらと…(笑)。 今回は「イケてるかイケてないか」「やる気があるかないか」という問いがなされるんですが、それがそのまま「本音なのか建前なのか」という問いに置き換えられそうなテーマだった気がします。 台詞遊びというか、言葉選びがいちいち深い。 いちいち柔らかそうな肉体美も堪能させてもらったし(←)、うん、面白かったですw
●人物メモ
・ツナシ・タクト →銀河美少年、且つ、生活費を稼ぐためにバイトをする主人公(笑)。 コロッケが好き? 剣の心得はあるが二刀流で初めて実力を発揮。 ワコを守ることを使命と感じ始めている。
・シンドウ・スガタ →ワニータ男爵を見ても全くたじろがない超クールな少年。 今回悲しいくらい出番無し!(笑)
・アゲマキ・ワコ →皆水の巫女。 タクトを気にしないようにしつつも、ルリにその努力を見抜かれてるところが可愛いw。
・ヘッド →綺羅星十字団のまとめ役。 イカ大王と聞いて食べることを連想するも、美味しくないだろうと悲観するところが彼らしい(笑)。 タカシの印の秘密を知っている。
・ワタナベ・カナコ →第4隊おとな銀行「頭取」にして、お色気ムンムンな人妻女子高生。 夫はグランドメール財団の総帥(65)。 夜な夜なベッドで何かを考えてるらしい。 今の興味の対象はツナシ・タクト。
・ニチ・ケイト →タクトのクラスの委員長。 カナコを「ワタナベさん」と呼ぶ犬猿の仲。
・ダイ・タカシ →ツァディクトのスタードライバー(バンカー)。 カナコの命に従うが表情を読ませないところがある。 「印」を持つことは他者には秘密?
・シモーヌ・アラゴン →カナコの世話係だが、影では彼女を「あの女」と呼ぶ。
・気多の巫女 →封印を解かれ幽閉中。 語り聞かせる物語がいろいろ象徴的。
・シンドウ・スガタ →ワニータ男爵を見ても全くたじろがない超クールな少年。 今回悲しいくらい出番無し!(笑)
・アゲマキ・ワコ →皆水の巫女。 タクトを気にしないようにしつつも、ルリにその努力を見抜かれてるところが可愛いw。
・ヘッド →綺羅星十字団のまとめ役。 イカ大王と聞いて食べることを連想するも、美味しくないだろうと悲観するところが彼らしい(笑)。 タカシの印の秘密を知っている。
・ワタナベ・カナコ →第4隊おとな銀行「頭取」にして、お色気ムンムンな人妻女子高生。 夫はグランドメール財団の総帥(65)。 夜な夜なベッドで何かを考えてるらしい。 今の興味の対象はツナシ・タクト。
・ニチ・ケイト →タクトのクラスの委員長。 カナコを「ワタナベさん」と呼ぶ犬猿の仲。
・ダイ・タカシ →ツァディクトのスタードライバー(バンカー)。 カナコの命に従うが表情を読ませないところがある。 「印」を持つことは他者には秘密?
・シモーヌ・アラゴン →カナコの世話係だが、影では彼女を「あの女」と呼ぶ。
・気多の巫女 →封印を解かれ幽閉中。 語り聞かせる物語がいろいろ象徴的。
●会話集
『ねぇタクトくん? あなた、人妻女子高生ってどう思う?』 (ミセス・ワタナベ)
『――イケてますよ…』 (ツナシ・タクト)
後ろの席でこんな悩ましげにされたら授業に集中出来んわ!(笑) タジタジになるタクトがちょっと可愛いんですが、気になるのはカナコさんの口調に質問系が多いことでしょうか。 この人は常に他人に「何か」を試し、求めてる人なのかもしれない。 タカシとの模擬戦を持ちかけたのもその延長で、タクトを見極めたかったんだろうな。 この会話はラストへの伏線みたいなもので、見極めた結果が、
『ツナシ・タクトくん…か』 『うちの人に伝えておいて。私は当分帰れない…と』
という台詞に繋がるわけです。 イケてると言われた方が相手をイケてると思っちゃった…というミイラ取りがミイラになったみたいな結論が意外とカワイイ(笑)。 『欲望に忠実』だと言うわりには、どうもグランドメール財団や綺羅星に囚われているように見えるカナコさん。 タクトを求めたということは新しい風(2話感想より)を求めたわけで、彼女もまた奔放を装ってる(仮面をつけてる)人なんじゃないかと思います。
『何なら今月のお昼は私が作ってきてあげよっか? コロッケは得意ですw』 (ルリ)
屈託のないルリちゃんのこの台詞に挑発されて、ワコちゃんがお弁当とか作ってきたらラブコメ的にめっちゃオイシイと絶大に希望中っ! …あ、でもワコちゃんだと、作りながら全部食べちゃうかもしれない…(笑)。 今回、ワコちゃんがどんどんタクトを気にし始めてるのが分かる場面が何度かあって嬉しかったw ラブコメ的シーンといえば、例えば模擬戦バイト。
『勝ったらバイト代は二倍。 あと、わたくしとガラス越しのキス。 ガラス抜きで好きなだけ☆』 (カナコ)
『二倍かぁ…(思案してから構える)』 (タクト)
『……その条件でやるの?』 (ワコ)
『2倍はオイシイよね』 (タクト)
『――じゃなくてぇ!』 (ワコ)
って、タクトの飄々とした態度に思わずじれっとなっちゃうワコが可愛いのです!! でも一番はやっぱり、 『――もうイイだろ』 と斬りこんでくるタカシからワコを庇うシーンですよねっ。 この時のタクトがやたらクールで、とても冒頭で人妻女子高生に翻弄されていた少年とは思えない(笑)。 実は私、突発的に(というかワコを守る為に)静かな怒りを燃やすタクトに、結構本気でときめいてます。 ギャップか、これがギャップ萌えなのか!!(違うだろ・笑) 好きなキャラはスガタなんですけどねーw
『グローバル的には特に不自然ではないカップリングよw わたくしたちは、欲望という確実な絆で繋がってるの』 (ミセス・ワタナベ)
『抜け抜けとそういうことを語る奥様って、私意外と好きです』 (シモーヌ)
確かに「特に不自然ではないカップリング」だけど、自然なカップリングでもないですよそんなの(笑)。 でも良いなぁ、一度でいいから『お色気ムンムン』とか言ってみたい!(笑)。 ここでシモーヌが全然好きじゃない表情で『好きです』と言うんだけど、今回こういう嘘や秘匿が多いです。 カナコで言えば『あなたが作るコロッケ、美味しいんでしょうね』とかだし、タカシだとタウバーンを倒せるか?という問いに答えないこととか。 「おとな銀行」には、第5隊フィラメントにあった『仇をとる』みたいな結束が今のところ全くないんですね。 タクトという風が吹くことでこの人間関係にどんな変化が訪れるのかなw
『それぞれのサイバディを構成するオリハルコンは、正確には金属的属性を備えた光学有機結晶体で、固有の遺伝子のようなものが確認できる。 可能性は、ある』 (プロフェッサーグリーン)
・・・だ、そうです(またしても!・笑)。 難しくてよく分かんないんだけど、遺伝子っていうのが意味深ですね。 それぞれのサイバディに固定したスタードライバーがいることと共通点があるのかな?
『…この島に来たのは、あの子を守るためなのかな』 (タクト)
当然気になるように登場した写真が意味深。 写るのは、一人の女性と一人の男性、そして両者の肩を抱くように笑うタクトの姿。 彼らは兄弟、もしくは、スガタとワコのように幼馴染なのかもしれない。 いずれにしろ、何となくタクトにとって守れなかった二人のような気がしてならないんです。 そうなると、タクトが振るう二本の剣と、二人の姿が被ってしまい、彼らの思いを二刀流に込めて戦ってるのかな?とか妄想して泣いたわけですよ・・・(勝手すぎる!・笑)。
『駄目だ…やっぱりやり難い! ――スターソード、サフィール!!』 (タクト)
そんな訳で、戦闘シーンは超燃えました! エムロード1本で戦うときもよく動いてたし、タウバーンが吹っ飛ばされるところなんかは、軽めのボディラインに仕上げた甲斐あってイイ飛びっぷり(笑)だったけど、二刀流になったあとの軽やかさが本当に気持ち良かった! 今までのタウバーンの戦いって「舞」みたいだと思ってたけど、あれなら確かに剣道的な動作よりも、くるくる回って相手の剣を止め、払い、二本で挟んで投げ飛ばすっていう今回の戦闘プレイが似合ってる。 タカシとの模擬戦があって初めてこの隠し玉が有効に作用するわけで、そういう構成的な面でもとても楽しかったですw
『銀河を満たせ、タウの輝き!! 豪ー快っ、銀河十文字斬り!!』 (タクト)
銀河とかタウとかのネーミングより、タクトの歯がキラっと光るのが一番笑えるという…(笑)。 恒例の爆発シーンでは、ワコとカナコが揃ってタクトに見惚れてるというのも良かったですw タウの輝きが乙女心も明るくしちゃうんですな。 さすが銀河美少年だぜ!
『あぁ、負けたら返すんですよね』 (タカシ)
『印があるのに、わざわざ電気柩を使った気分はどうだい?』 (ヘッド)
という訳で、今回最大の隠し玉発言にびっくりでした! 私は今まで印を持つタクトが巫女を統べる存在なのかと思ってたんだど、違うんだ。 ってことは、印持ちも4人いるのかな…? いずれにしろ、本来タカシは仮面を必要としないはずなのに、文字通り仮面をつけて戦い、隠喩として仮面をつけてカナコに従っている。 仮面を全く必要としていないタクトとは正反対のキャラになるのかなぁ。 意外とヘッドも印があるのかも…とこれまた直感予想。 さて、真実は?
●次回予告 『ワコの歌声』
決め台詞『君の銀河はきっと輝く』の言い方が今までとちょっと違い、タクト自身が何かを考えるような雰囲気だったのが印象的。 タクトは基本モノローグのない主人公なので、『君の歌を聴いた時に、僕は…』という含みも珍しいなって。 元々ワコも歌うと思ってたけど、予告映像の「ガラス越しの着替え」と合わせてもっと楽しみになりました。 次回もツッコミ満載のお話でありますよーに!(笑)
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