『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』の感想

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック SPECIAL EDITION
キングレコード
サントラ(演奏)Narciso Yepes(演奏)
シックス・ジョーズ・ウィズ・ストリングス(演奏)
発売日:2009-07-08
おすすめ度:5.0


という訳で、見てきました『ヱヴァ破』。
宇都宮、昨日までの雨が嘘のように晴れました。 私、何度か書いてますが、晴れ女です。 でも、映画に天気は関係ないし、車中が暑いとイヤだから雨で構わなかったんだけど、それでも晴れました。 晴天でした。 止めて欲しかった…暑かったのよ…(笑)。

そんな苦難?を乗り越えて辿り着いた映画館ですが、土曜日の15時台ということもあってか、満席でした。 公開から約一月経過してるのに、凄い人気ですね!! 2時間前に到着してチケットを買ったので、希望の席を取れたのは良かったです。


感想としては……面白かったという満足と、『序』を見返してから『破』を見れば良かったな、という後悔とがあったりします(笑)。 あとは、情報量が多くて消化しきれない部分がやはりあるので、もう一回観たいな、とか。

これ以上はネタバレになるので、「続きを読む」 に収納しますね。 長くなっちゃったけど、ネタバレOKよという方はどーぞ。 それから、私は旧シリーズをもはや覚えてない上に旧劇場版は観ていないので、この作品が一端どういう結末を迎えたのか知りません。 なので、トンチンカンなことを書いていても怒らないよ~って人だけ見て下さいね(笑)。




いや、とても面白かったです。 最初っから最後まで、映像も脚本も超ハイスピード!! 正直、私の動体視力が間に合わないことも多々有って、たとえば冒頭で登場してた仮設5号機がどんな形態をしていたのか、私の目ではまったく把握できませんでした(笑)。 未だによく分かってない…。 脚が4本あったことはWikipediaを見て知ったもん。 そうか、そうだったのかってびっくりです(酷すぎる・笑)。


『序』でも素晴らしかった映像は、『破』でも一段と迫力が増していて、動体視力が追いつかなかろうが何だろうが、一気に惹きこまれました。 相変わらず「光」の表現が綺麗。 脚本的には、第一声が新キャラのマリっていうところが『破』だなぁという印象です。 この子は今までのものを「打ち破る」部分を担当する子なんだろうなぁって思ってたら、第10使徒戦でそれを発揮してたので(ビーストモードって何?)、認識は間違ってなかったみたい。 加持さんとの関係や彼女の願いが何なのかなど、結局謎めいたままだったのが残念なような楽しみなようなw


様々に変更点があったと思うけれど、一番は「頭で考えて動く」人間のクセが薄らいだなっていう印象でした。 旧作では、みんながみんな、自分の都合で動いていることを覚悟した上で他人と接してて、それを悪いと認識しながらも止められないジレンマを抱えていたと思うけど、そういう部分が薄らいだというかポジティブになったというか、そんな感じ。


その象徴がレイちゃんだったことは言うまでもないけど、個人的にはミサトさんにそれを強く感じました。 作中、私が一番泣きそうになったのは、ネルフを去ろうとするシンジの背中にミサトさんが語りかけるシーン。 そして、レイを助けようと再び初号機に搭乗したシンジに「行け」と叫ぶシーンでした。 最初に正直にシンジへ謝罪と期待を告げていたからこそ、あの場面で彼女だけがシンジを肯定できた。 彼女は自己を投影したシンジを肯定することで、自分のことも肯定することが出来たんじゃないかな。 それを「悪」ではなくポジティブに描いてあったことが、今までのエヴァとは違うんだなぁと思わされた点でした。 結局は自分で自分を肯定するするしかないことを「是」とした点は、かなり好きな展開でした。


アスカにしても、「一人で出来る」というプライドで自分を定義するのではなく、他者と交わることで強くなるのを自分で感じたり。 シンジが料理を通して他者と繋がろうとすることも、誰かからの肯定を待つのではない自発さが良かったです。 ネルフを去った時、旧作では確か加持さんに諭されて戻るんだけど、今回はそうではなく、マリに掬い上げられて「自分の目」で世界見て、レイの悲劇を見て、救おうと「自分で」決意して戻った前向きさが良かった。 誰かの言葉の影響ではなく、シンジが自分で決めたことが、嬉しかったですね。 ……しかしこのポジティブさ、次作への悲劇フラグだったらどうしよう…在り得そうで怖いわ(笑)。


そういえば、前述したけど今回特出してたのは「食事」の描写ですよね。 シンジが食べ物で友人たちを癒す場面。 温かい飲み物でレイの心をポカポカにする場面。 レイが碇指令とテーブルに着いたと時の二人の食事の違い。 そして食事を通して「仲良く」して欲しいと願った気持ち。 「食事」ということが「人を繋ぐもの」として描かれていた反面、それをエヴァが行った時の悲劇っぷりといったらないですよ!! それまでの繋がりを全壊した、初号機による3号機の捕食が、いろんな意味でめちゃめちゃ怖かった。 結局は、使徒に食べられたレイを救い出すことで「繋ぐもの」として再び定義されと思うけど(この認識あってるかな)、「食事」の表現の仕方は見てて面白かったです。


しかし、カヲルくん登場で、物語はまた綺麗に停滞しましたね。 っていうか「おとうさん」って誰? 碇指令? 冬月さん? 「今度こそ」って何?とか、疑問はつきません。 それに、予告のアスカの眼帯、気になります…あそこには汚染源が宿ってるのかな? 要所要所で赤木さんへの崇拝が描かれてるマヤちゃんも好みだし(笑)、加持さんが想像以上にスローライフ主義だったり(笑)と、新旧の設定が混在してたけど、今作の魅力はやっぱり、相変わらずの謎展開とポジティブ色だった思います。 次回作も必ず観ます!!


ただですね。 正直なところ、視聴後の一番の印象としては、「歌があざとすぎる…!!」でした。 解かる、意図は解かるんです。 そして正しく機能してると思う。 でも…そこまでやる必要があったのかな…もう充分状況は整ってました。 臨場感も倦怠感も絶望も一筋だけの希望も全部ちゃんと描いてあったのに、そこでその「歌」まで流して追い討ちをかける必要はあったのかな?という疑問がどうしても拭えなかった。 でも、「更に高揚したよw」っていう意見があるのも、ホント解かるんです。 なので、これは本当に私の好みの問題。 私は、作中歌が登場人物を勇気付け、視聴者にも強い想いが届いてくるような作品を見て育ったので、少なくとも登場人物を鼓舞してはいない今回の演出は、どーにも好みではないのです。 あれは、登場人物へのものではなく、視聴者へ向けての「効果」でしょう。 まぁ、そもそもそういう傾向のある作品なので、ある意味「らしい」んですけどね…そのあざとさだけが、苦手でした。


・前作 ⇒『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』の感想








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