アニメ7話目感想/『バクマン。』『心霊探偵八雲』『おとめ妖怪ざくろ』『それでも町は廻っている』

●『それでも町は廻っている』/七番地『愛のナイトウ避行』
それでも町は廻っている 1 [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2010-12-24)
売り上げランキング: 315
脚本:大嶋実句/絵コンテ・演出:板村智幸/作画監督:伊藤良明


恋を洋食に喩えてみる…というモノローグから始まった第7話ですが、私は最初これを、「鯉を養殖に喩えてみる」と受け取りまして(笑)。 喩えるも何も鯉なんて養殖じゃん!ハッ、さてはそういう「当たり前」な日常を描くってことか!? …とか一瞬にして妄想したんですけど、かなり的外れでした。 あの一瞬の私は全てが無駄だった…(笑)。 あと、『ナイトウ飛行』というサブタイトルからシーサイトの隣のないとうさんのことかと思ってたら、実はナイトウォーカーだったと分かった時はぷち感動でしたねー。 この紛らわしさは癖になります(笑)。

今回はAパートもBパートもどっちも良かったーw 私は特に真田くん押しなのでAパート幸せだった。 彼が歩鳥に抱くちょっと勘違いな恋愛感情がすっごく好きなのです。 そしてはっちゃけ過ぎてる入野くんの演技もすっごく好きでした!(笑) 彼女と過ごす空気を深呼吸するおかしなラブコメ加減とかホント最高w 真田目線でみる歩鳥ちゃんはきらきらしてて可愛いかったです。 …それなのにBパートでボディガードの座を手放すヘタレなのが真田だよね・・・小学生にまで恋心を見抜かれてるあたりとかホント大好きです!(←しつこい・笑)

Bパートはコメディと物悲しさみたいなものが融合した上手な展開。 今日と明日の境目を初めて体験した日のこと、私は覚えてるけど、それを歩鳥のようにセンチメンタリズムを伴うものと捉えてなかったので、すごく新鮮な感性だと思いました。 彼女はずいぶん規格外な言動が目出つけど、Aパートで学校をサボることを思いつかないところとか、Bパートで弟を最優先で考えるところとか、実は根っこのしっかりした子なんだよね。




●『STAR DRIVER 輝きのタクト』/第7話『遠い世界』

 ⇒別記事 にて更新済み!




●『おとめ妖怪ざくろ』/第7話『うち、猫々と』
脚本:森田眞由美/絵コンテ:小滝礼/演出:平田豊/総作画監督:長谷川眞也


『ざくろ』を見るといつも思うんですけど、4人の乙女達のほっぺたが艶っ々で可愛いんですよね☆ ぷりっぷりで食べたくなります(←おやじか!・笑) でもたぶん、総角から見てもざくろちゃんはきっと可愛いんだと思うんですよ!  ざくろちゃんが怖いから他の妖が怖くないっていう総角の台詞、ざくろちゃんは怒ったけど、私には結構な殺し文句に聞こえました。 だってそれって、彼女の存在のおかげで自分が強くなれてる…ってことでしょ? 自分を高められる人との関係ってスゴク好きなので、窓辺で笑いあう二人の姿に胸がきゅーっとなりましたw 事情を知らない人に助手と偽ってでも、自然な姿で一緒にいたいという気持ちは、とても可愛い。 パートナーって、イイですな☆

あとはやっぱり、猫の描き方ですよね。 ちょっとしたトリックじゃん!とミステリ好きには嬉しい展開。 とはいえ、総角が猫を失ったときの悲しみが私も分かるから、猫又になったいつえを抱きしてるシーンでは泣けてしまった。 リルにもそうなって欲しいとは思わないけど、いつまでも幸せを願ってます。




●『心霊探偵八雲』/FILE07『つながる想い~罠~』
心霊探偵八雲6  失意の果てに(上) (角川文庫)
神永 学
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010-09-25)
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脚本:川崎ヒロユキ/絵コンテ・演出:澤井幸次/総作画監督:番由紀子


八雲に演奏会を見に来て欲しい…と思う晴香ちゃんも可愛いけど、暇で暇で死にそうなら顔を出すかもしれない…とか遠まわしな八雲くんも可愛いですw 何だかんだで行く気持ちがあったことは、わざわざ晴香ちゃんに断りの電話を入れてることからも明らか。 第6話でもそうだったけど、「すまない」と謝る=感情を見せるシーンが増え始めてて、少しずつ、一歩ずつ、晴香ちゃんを大切に感じるようになってるのが伝わってきました。 …だからこそ、15年前の七瀬邸殺人事件が今の八雲たちに暗雲を齎したことが切ないです。 「貴様が目を覚ます前にすべては終わる」・・・物語は佳境に入りつつあるみたいだけど、どうか彼らが少しでも幸せを実感できる未来へと辿りつけます様に。 




●『バクマン。』/第7話『涙と涙』
 
バクマン。 10 (ジャンプコミックス)
小畑 健 /大場つぐみ
集英社 (2010-10-04)
脚本:吉田玲子/絵コンテ:高田耕一/演出:橋本裕之/作画監督:小谷杏子


『何だよ、その至近距離遠距離恋愛!』
 
上の台詞もそうだけど、今回名言というか、上手い!っていう台詞が多かったです。 『周波数ピッタリ合ってて分かんねぇのかよ』 『近すぎて混線!』とか、今まで出てきたサイコーと亜豆ちゃんの「ロマンチック」に纏わる台詞を使って現状を表現するのが上手すぎるw こういうとこ、ソツのない出来上がりですね。 あと今回作画の質がすごく好みだった! 亜豆ちゃんと話せてときめくサイコーが妙に可愛く、亜豆ちゃんを泣かせたあとのサイコーが、妙に切ない表情が似合う大人びた感じ。 作品のその時々の雰囲気にすごくあってて、良かったですw

それにしても、今回はラブコメが楽しすぎたー! 好きなひとへの初めての質問が「好きな季節は何?」って、サイコーの趣味が渋すぎる!(笑) そこはもっと違うことを…と思うけど、そのくらいの初々しさが堪らなく好みです(ラブコメ脳だから・笑)。 好きな子の家まで走っちゃう情熱とかイイですよねー! 抑えきれない衝動があるのに、それをグっと堪えた先に亜豆ちゃんとの「夢」がある。 ならば耐えてみせようじゃないかって思うだけでもカッコイイのに、さらに笑顔をプレゼントしようってところまで考えるんだもの、この恋愛、素敵過ぎる! 亜豆ちゃんが泣きながらみせたささやかな笑顔じゃ、サイコー自身が物足りないってことだもんね。

あとは、そんなサイコーの恋愛に乗せられるようにしてシュージンのやる気も上がるってところがね、またカッコイイですw(←りるさんはシュージン好き・笑)  第5話の感想で書いたけど、最初はシュージンの情熱がサイコーを動かした。 でもその後はこうやって、お互いの想いをお互いが受け止めて上昇していく……そんな関係が熱くてイイです。 『次の手塚賞で、ゼッタイ亜豆を喜ばせようぜ!』 楽しみだな☆

そういえば、服部さんが「月例賞に出すのを迷ってる」って言ったの、私最初真意を撮り損ねてて、服部さんって有言不実行のひとなんだと誤解しちゃいました。 でも、違ったんですね。 大事に育てたいから、なんだ。 ごめんね服部さん。 あと、NHKだから雑誌名がジャックになってるけど、手塚賞の掲載ページがどうみてもジャンプなのはどうなの…そこはせっかくだから変えれば良かったのにね。 もしくはジャックも変えないとか。 この辺のブレがちょっと勿体ない気がしますですよー。 





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tags: アニメ

No title

>NKさん

コメントありがとうございますw
お返事遅くなってすみませんでした!

>いつものようにタイトルにひかれたんですよ。
作者さんもタイトルにはいろんな想いを込めてるみたいです。
「まわっている」が「回っている」ではなく、
敢えて「廻っている」という漢字を使っていることもこだわりみたい。

>そんなに現実離れをしているわけでもなさそうだし
日常にゴロゴロしているようなことを、
ちょっとだけ斜め上の目線から描いてあるコメディ風味の作品です。
でもところどころ深くて、この感性素晴らしいなって思うことも多々あったり。
機会があったら、ぜひ。
・・・まぁ私は原作がイマイチ苦手で、アニメの方が好みなんですけど(笑)。

>一つぐらい欠点があったほうが人間らしいですよね。
そうですね。 ある人から見れば欠点であることも
他人から見たらめっちゃ可愛いポイントなこともよくあります。
この作品にもそういうネタがよくありますよー。

>そうでなかったら私、金田一耕助のファンにはならなかった
ファンなんだw 私はホームズ派です(←誰も聞いてない・笑)。
金田一さんも素敵です。 やぱり名探偵は外せないですよね!

No title

「それでも町は廻っている」は最近行った出張先の書店で偶然知りました。いつものようにタイトルにひかれたんですよ。
ウィキで調べてみると今はやりのメイドカフェが舞台のお話ですね。
そんなに現実離れをしているわけでもなさそうだし、誰でも楽しめる物語かな?と思います。
機会があったら読んでみます(これもいつもの言葉ですね)。

しかしまぁ、料理は下手だわ記憶力がないわなどなど・・欠点だらけの主人公ですねぇ(苦笑)。でも、かといって完璧すぎる主人公もなんか味気ないですね。
ある漫画家は「キャラクターを作るときは、完全な人間にはせずに必ず欠点を持たせるようにしています」と答えています。
完璧な登場人物もいいのですが、一つぐらい欠点があったほうが人間らしいですよね。現実世界でも完全な人間はいませんものね。
勿論、金田一耕助でさえも欠点があるんですよ!どんな欠点かといいますと、いつも汚い格好をしていることです。でも、そうでなかったら私、金田一耕助のファンにはならなかったと思うんですよ。
Secret


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